劇中アイテム再現グッズの世界③
真咲亜紀です。
相変わらず3DSソフト収集が難航しているため前回からおおよそ10ヶ月ぶり、今年初の《劇中アイテム再現グッズの世界》いってみましょう。
【フルチェンジャー】
GBC専用ソフト《ぞくぞくヒーローズ》の作中に登場する、主人公がヒーローになるために必須の変身アイテム。
ぞくぞくヒーローズの外箱。
ゲームボーイにしては大ぶりだが別に限定版でも何でもなくストーリー進行に必須のフルチェンジャーが同梱されているため、この大きさとなっている。
《あらすじ》
悪の親玉ギャラクタスと相討ちになり負傷した宇宙のヒーロー『スペクター』と祖父の協力によりブライトスーツを纏った小学生の主人公(男女選択可能)がブライトパワーを集め、フルチェンジャーとゲームボーイでヒーローに変身して悪と闘う"ご町内決戦"RPG。
キャラクターデザインは《学級王ヤマザキ》、《コロッケ!》で有名な樫本学ヴ氏。
原作・シナリオは《ドラゴンクエスト ダイの大冒険》原作、《仮面ライダーW》,《獣電戦隊キョウリュウジャー》脚本を担当した三条陸氏。
当時コロコロコミックでキャラデザの樫本学ヴ氏が同作の販促漫画を短期連載していたが残念ながら単行本化されていない様子。
フルチェンジャー表面。
裏面。
本体を手で握りコマンド入力するためのベルト付き。
フルチェンジャー本体に必要な電池は通称ボタン電池『CR2032』。
側面。
銀色のボディが宇宙を感じさせてくれる。
底面。
ぞくぞくヒーローズの世界には宇宙文字と呼ばれるコマンドが存在する。
決められた順番で宇宙文字を描くように3回フルチェンジャーを振ると、振動センサーと連動して内部のCPUが宇宙文字を認識。
底の赤外線端子部分を
ゲームボーイカラー上部、赤外線部分(黒い四角部分)にタッチ(合体)することでフルチェンジャーから赤外線が発信され宇宙文字入力の成功、失敗を判断するようだ。
この入力が如何せんシビアで、失敗してヒーローに変身できないなんて日常茶飯事。
ゲームプレイ中は戦闘の度に成否をドキドキしながら見守ることになる。
真咲は現在、実機でぞくぞくヒーローズをプレイ中ですがフルチェンジャーの宇宙文字入力の難しさ+ゲームボーイカラーの暗い画面とにらめっこしながら悪戦苦闘中。
しかしながら、安定したシナリオ、カッコいいBGM、ヒーローと怪人キャラデザの秀逸さに感動しております。
決してメジャーなタイトルではないものの、ぞくぞくヒーローズといいカードヒーローといい2000年は隠れ名作ソフトが豊富な気がしますね。
フルチェンジャーを使用するために必要な赤外線機能はゲームボーイ互換機等に搭載されていないため2022年9月現在、ぞくぞくヒーローズは完全にゲームボーイカラー『専用』ソフトとなってしまっているので、バーチャルコンソールでの復刻も難しそうです。
皆さんもゲームボーイカラーの圧倒的見辛さに苦しみながら真咲とヒーロー活動しようぜ!!!
実はゲームボーイも劇中アイテムだったり。